好きなら全力投球

アイドルとか舞台とかオタクとかのはなし

噂の「りさ子のガチ恋♡俳優沼」を観てきました


※ネタバレしてます。
観劇してきました。はじめはちょっと気になるなーくらいだったのですが、他の若手俳優厨の感想を見てたらどうしても生で見てみたくなったので。
当日券抽選に並んだらわりとすんなり観られました。


大まかな流れは他の方が上手く書かれているので、とりあえず気になったところだけ。


○「ランダムでリプ返します」は闇
劇中設定ではしょーたくんフォロワー6万人くらいらしいので、全部返すのは大変なんでしょうが。
ランダムでするくらいならしないほうがいいのになぁと思います。
というかなんでわざわざりさ子の「彼女いますか?」ってリプに答えたんだ。ランダムなら答えなきゃいいのに。
スルーすればいいことなのにわざわざ答えて、嘘をつくのはちょっと…。
まあ「彼女いますか?」なんて糞リプするりさ子もどうかと思いますけどね。
散々リプするの躊躇って、結果出てきたリプがこれって、拗らせてるなぁ…。


若手俳優の7割は同棲してる
まじですか…?(ショックを受ける)
Bさんもしてるのかな…しててもおかしくないな…SNS更新しないからバレようがないしな…。
なんて、Bさんにりあこ気味なわたしは考えてしまうのでした。
みなさんここ、自分の推しが頭をよぎったりしなかったのかな。


○「告白しちゃいなよ~」という糞会話
あるある~~!
りさ子の同僚との会話が本当にあるある過ぎてつらい。
「それだけ貢いでお金かけて、見返りを求めないの?」「それだけ通ってれば相手もわかってるよ」「告白しちゃいなよ~」
余計なお世話だ!!!!
バンギャ上がりの実際繋がってる人が一緒にいたから余計に話がややこしかったし面倒だったんでしょうね。そうでなくともこの手の会話は、追っかけであることを一般人に話したことがあるひとなら絶対経験してるはず。
「で、結局推しとどうなりたいの?」という質問は本当にしょっちゅう遭遇しますが、「うるせぇよ」としか言いようがない。
全編通してここが一番刺さったシーンかもしれません。


○るるちゃん、匂わせしなければよかっただけでは…?
最後に怖かったからなのか、怒りからか、るるちゃんがしょーたに抱きついて泣いちゃいますが、初めから匂わせしなければ済んだ話では…?と思わずにはいられませんでした。
まあストーカーしちゃうりさ子はもちろん悪いですけどね。
「こんなに可愛い子とこんなにかっこいい人が付き合ってるんだよ?自慢したいじゃん!」と言うるるちゃんの気持ちももちろんわかるのですが、お仕事のこと考えようよ…としか…。
頭悪い匂わせはほんと死んでほしい。


○「はじめまして」は俳優から言ってはいけない
いやこれが一番だめでしょう。
どんなに見覚えない顔でも、向こうから言われない限り自分から「はじめまして」と言ってしまうのは得策ではないように思います。
たまにフェイクで「はじめまして」って言うファンいるけどな。それで認知されてるか確かめるって人。馬鹿馬鹿しくてきらいですけどね。推しに嘘ついてどうする。
というか、手紙から犯人を割り出すシーンでしょーたくん「おとなしい子」「いつも出待ちしてくれる」とかりさ子について話してますけど、辻褄あわなくないですか?
それか、イベントでのはじめましてはりさ子が言ってた通りの見間違いってことですか?理解が追い付いてないので間違ってたらごめんなさい。


新垣里沙すごい。
いや、ほんとこの一言に尽きる。
あんなにすごい女優さんだったなんて。テレビ放送されてたオーディションをリアルタイムで見てた、ドンピシャ世代なので、どうしてもアイドルってイメージがあったのですが。
なんだあのモサいオタクの再現度は…!
おどおどしてて、大人しそうで、他のファンの意見に同調して逆らわない。
観劇後やDVD鑑賞でみんなと語ることを楽しんではいるけど、自分はどこか他のファンとは違うと思っている。
何度も見ているから「あの時のあの演技がどうだった」というのを一番わかってると思っている。
自分はガチ恋ではなく親目線、応援できるだけでいいの、と自分に言い聞かせてる。
完全に共感できたか、というとまたちょっと違うけど、こういうオタクいるよなぁ、と自然と思える演技でした。
カーテンコール後の演出、あの、客と同じ扉を使ったところが本当に鳥肌ものでした。あ、りさ子が今もどこかで生きてる、と思わずにはいられません。



賛否両論ありますが、わたしは観に行ってよかったと思っています。
最後の鳥肌だけは、劇場じゃないと味わえなかったと思いますし。
途中もわりと始終鳥肌でした。
ふっ、とお芝居から頭が離れて推しの顔が過る瞬間が何度もあるんですよ。わたしって推しにどう思われてるんだろうな、と。そして「どう思われているか」を気にしている自分にまた鳥肌が。どうもなにも思ってないよ、ただの客だよ、と。






わたしもまた、ガチ恋じゃないと自分に言い聞かせてるだけなのかもしれません。
お願いだから、これからもちょっとだけ認知してるのがわかる対応をしてね、Bさん。それだけでわたしはりさ子にならずにいられると思うから。