好きなら全力投球

アイドルとか舞台とかオタクとかのはなし

ファンがほめられるということ


数ヵ月前にあった、AさんのCD発売イベントについて書きたいと思います。
そのイベントはCDショップ内のスペースで行われる、観覧自由のイベントでした。ただ、店内ということで観覧スペースは狭く、横に5、6人程度しか並べない状況でした。

開始30分前に行くと、いつもの顔ぶれがそこそこ集まっている状態。
わたしも列の空いているところに入り、たまたま会えた同厨の友人としゃべったりして待っていました。特に誘導はされませんでしたが、「ここからここまでに入って見てね」という感じでロープが張ってあったので、それに従った形です。

そして始まったイベント。見に来ていたのは50~60人くらいですかね。まあいつものメンツ。
そこで、MCの方(Aさんとは初対面、もちろんAさんのイベントの様子も知らない)に、「めちゃくちゃお行儀のいいファンの方々ですね!」と言われたのです。
そう言われて改めて見てみれば、横並びの列はきっちりそろって、足元に鞄を置くくらいのスペースは空けつつ、ある程度詰めて広がりすぎない、という状態でした。

まあ確かに行儀がいい。
Aさんのイベントはいつもこんな感じなので(ライブですらきっちり並んで、入場後は動かず、押したり割り込んだりしない)、すっかり当たり前でしたが、はじめて見る人からしたら異様かもしれませんね。

そして、MCの方が「Aさんの人柄ですね、いい人にはいいファンが付くんですね」と続けました。
自分達のことより、Aさんを良く言ってもらえたのがとっっっても嬉しかったです。
その後もネタがなかったのか(笑)MCの方はAさんの人柄をほめまくっていて、ファンとしてもMCの方の株が上がる上がる。

わたしは、好きな人が共演者からほめられたり、頼られたりしているのを見るのが一等好きです。
そうなんだよその人いい人でしょう?頼りになるでしょう?すごい人なんだよ!と、自分のことのように言いふらしたくなります。


「ファン」は他の人から見たときにとてもわかりやすい指標のひとつだと思います。目に留まりやすいですからね。
マナーが悪いファンが多いからと言って、その歌手や俳優が悪いわけではありません。でも、あたかもその人が悪いように見えてしまう。
ここのところマナーの悪さが話題になっている舞台の話を聞いて、かわいそうだな、と思いました。俳優もファンも。

それとは別件ですが、わたしも最近ひとり「この人のファンはマナー悪いな」と感じている人がいます。その人自身は好きなのにどうしてもネガティブな感情を抱いてしまう。こういう積み重ねでファンを得る機会を失っていたらもったいないですよ。


ファンがほめられるということは、推しにひとつポジティブな評価がつけられるということです。
自分達が推しのプラスになれるなんてすごいことじゃないですか。
いつまでも、推しが胸を張って「これが自分のファンです」と言えるようなファンでありたいものです。