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好きなら全力投球

アイドルとか舞台とかオタクとかのはなし

舞台と謎解き

 

同僚に誘われてカバネリ行ってきました。
もともとリアル脱出ゲームが好きだったので、好きなもの同士の組み合わせがどうなるのか興味がありました。
わたしはわりと満足だったのですが、帰ってきて感想あさったら皆さんなかなか酷評で笑いました。
わたしは謎解きのつもりで行ったので楽しめたのでしょうね。確かに舞台をメインで楽しむつもりで行っていたらわたしも酷評していたと思います。


構成としては芝居20分+謎解き60分+芝居20分くらい。
そもそもカバネリについては直前にあらすじを読んだ程度の知識しかありませんでした(ごめんなさい)。
なのでキャラクターやストーリーのクオリティなどはあまりわかりません。
ただ、最近2.5次元特有のカツラや派手なキャラクター衣装に嫌気が差してきているので、なんだかコスプレショーみたいだな…と思わなくもなかったのですが。
芝居パートは短いものの、何もわからなくてもなんとなく世界観を理解するには十分かなという感じ。


謎の内容はかなり満足です。解いた後に疑問の残らない、すっきり綺麗にまとまった謎でした。こういうコラボ系の謎は期待はずれに終わる事が多い中で、かなりいい出来だったと思います。
ただ、謎解きになれている人にはそこまで難しい謎ではありませんでした。
普段2.5次元舞台を見ている層と謎解きをしている層はあんまりかぶっていないような気がするので、間を取るとちょうどいい難易度だった気もします。
わたしのチームは何度か謎解きに参加したことのあるメンバーがそろっていたのでサクサク進んで、20分余らせて終了。
実際に役者さんが目の前で芝居をしてくれるのは楽しかったですね。より体験型、という感じがしました。
謎解きパートの最後(解けた人だけが見られる)がなかなか良かったので、問題を最後まで解けなかった人のためにも全体でもう一回やってくれればよかったのになーと思いました。
劇場で謎解きをするには席を立って歩きまわる必要があるので難しいのではないかと思っていましたが、シアター1010はまあまあゆったりした劇場でなんとかなりました。


とまあ、このような感じで、わたしとしては満足できていたのですが、みなさんが酷評するポイントとしては以下のような感じでしょうか。

①芝居のクオリティ
②芝居パートの短さ
③観劇回数制限
④そもそも謎解きと一緒にやる必要があったのか


①芝居のクオリティ
芝居メインで見に行ってない上に芝居の精度のことっていまいちわからないので、なんとも言えませんが、殺陣をもっとどうにかした方が…という意見をちらほら拝見しました。


②芝居パートの短さ
芝居を見に行く、という姿勢だと、ものすごく物足りないと思います。
普段2時間程度の舞台を見慣れている層の人からしたら、「予告編かな?」というくらいの分量しかない。アクションシーンも多かったので、実際しゃべっていた時間は本当に短かった。
芝居は「おまけ」なんだな、と感じてしまいました。


③観劇回数制限
これは謎解きを含んでいる限り、仕方のない現象です。同じ謎を何度も解かせるわけにはいきませんからね。
謎を2パターン作って、「2回までは観られるよ!」としただけまだマシかな。
そもそも、コアなオタクは複数回入る人が多いので、これは完全に観劇層と相性の悪い制度です。
一応芝居パートのみを観劇するためにリピート券が販売されているようですが、②のとおりものすごく短い薄い芝居をみるために何度も入りたいか、と言われると疑問ですね。もしわたしの推しが出ていたとしてもたったあれだけの時間のためには2回以上は見に行かないですね…。

席がものすごく空いてるんですよ。しっかりは見ませんでしたが、3分の2入っているかいないかという程度でしたかね。わたしが行ったのは休日の公演だったので、休日でこれなら平日は…と考えるとぞっとします。


④そもそも謎解きと一緒にやる必要があったのか
これに関して、個人的な意見をいうと、「芝居と謎解き」は一緒にやるのもありだと思います。
しかし「2.5次元舞台と謎解き」は一緒にやる意味があったのかは疑問です。
先にも書きましたが、2.5次元舞台を見ている層と謎解きをしている層はそんなにかぶっていないと思います。
更に「カバネリは好きだけど謎解きはちょっと…」「謎解きは好きだけど2.5次元舞台はちょっと…」という人が大多数だと思うんですよ。どちらの層も潰しにかかってる。

 

今回のカバネリは、2.5次元特有の「背景やキャラクターがすでに出来上がっている」という特性を生かして、短い芝居パートでも説明が最小限で済むようにしたかったのではないでしょうか。
しかし、それを実践するには(失礼ですが)カバネリ程度の知名度では無理です。結局謎解き層をおいてけぼりにしないためにはそれなりに予備知識を説明する必要があります。

以前、劇団主催の謎解きに参加したことがあります。
10人程度で役者さんと一緒に部屋に入り、謎解きの進行状況に合わせてその都度役者さんがお芝居で話を進めてくれるものでした。ドラマの中に入ったようで、まさに体験型。とても面白かったです。
刑事になって怪盗が仕掛けた爆弾を解除する、というテンプレな内容でしたが、テンプレなだけにシンプルで余計な説明がいりません。
つまり、説明をすっとばすにはこのくらいのわかりやすさが必要です。


作品人気や俳優人気だけで埋まらなかった、という時点で、(商業としては)カバネリは失敗だったのでしょう。
わたしは冒頭にも書いたとおり、十分楽しめました。今回の失敗にめげずに、どこかが上手く謎解きと舞台を融合させてくれるといいなぁ。
観劇ファンにも認められるような謎解き舞台を作って、そこから観劇ファンが謎解きのファンにもなれば最高だと思うんですけどね。
今後の展開に期待しています。